【2017年共創館プログラム 学術編】
戦略デザインワークショップ~明日に使えるわざとして戦略論を学ぶ~
【2017年共創館プログラム 学術編】
戦略デザインワークショップ~明日に使えるわざとして戦略論を学ぶ~
現代経営学の中核理論のひとつであり、ビジネススクールでも学部でも必ず学ぶ科目の1つとなっている「経営戦略論」。ですが、主な理論は80年代までには確立されているため、その手法や教育法も20世紀の思想が色濃く残っており、高度な理論を座学で聞きながら、分厚い本を読み解きながら学ぶという学びのスタイルがよく採用されます。
本プログラムは、経営戦略論の真価を理解してもらい、それを明日使えるわざとして身に付けてもらうべく、戦略論の教育方法にイノベーションをもたらすことを狙うものです。経営戦略論は、ロジカルかつ鋭い分析から、自社の未来を描き出す大変重要・有用な理論体系です。しかし、高度な書籍を紐解きながら学んでいくその理論は、とても抽象的であり、「理屈は分るけれども使いづらい」という印象を抱きがちです。
本ワークショップでは、そんな高度な理論である経営戦略論のエッセンスを、明日に使えるシンプルな論理と手法とに落とし込み、ワークショップの中で体験的に学んでもらいます。
グループワークの中で、学生と社会人、他業種のひとと交流しながら、戦略を分析・立案する新しい技術をともに学んでいきましょう!
1回の講義から受講いただけますので、興味のある回のみの参加も大丈夫です。ぜひご参集ください。
- 開催概要
- ■主催:早稲田大学 WASEDA-EDGE 人材育成プログラム
- ■プログラム日程(1プログラムのみの参加も可能です)
日時 場所 授業テーマ 担当講師 第1期 第1回 9月29日(金)
18:00~21:00共創館 利益 福地 宏之(一橋大学) 業界 第2回 10月6日(金)
18:00~20:00共創館 経営戦略の基本 井上 達彦(早稲田大学) 第3回 10月13日(金)
18:00~20:00共創館 CSV 東瀬 朗(新潟大学) 第4回 10月20日(金)
18:00~20:00共創館 戦略策定のプロセス 佐藤 秀典(筑波大学) 第2期 第5回 11月10日(金)
18:00~20:00共創館 企業内部状況の分析 佐藤 秀典(筑波大学) 第6回 11月17日(金)
18:00~20:00共創館 相手の手を読む:ゲーム理論ベースの戦略論 中川 功一(大阪大学) 第7回 11月24日(金)
18:00~21:00共創館 全社戦略 佐藤 秀典(筑波大学) ポートフォリオ 東瀬 朗(新潟大学) 第8回 12月1日(金)
18:00~20:00共創館 事業間のシナジー 小阪 玄次郎(上智大学) 第9回 12月8日(金)
18:00~20:00共創館 垂直統合と垂直分業 小阪 玄次郎(上智大学) 第3期 第10回 1月12日(金)
18:00~20:00共創館 未来を構想する:将来予測分析の活用 中川 功一(大阪大学) 第11回 1月19日(金)
18:00~20:00共創館 事業の構造分析 井上 達彦(早稲田大学) 第12回 1月26日(金)
18:00~20:00共創館 事業の設計 井上 達彦(早稲田大学) 第13回 2月2日(金)
18:00~20:00共創館 戦略推進のネットワーキング 永山 晋(法政大学) - ■対象:大学生、社会人、ポスドク
- ■定員:各回20名(第1回のみ35名)
※定員を越えた場合抽選とさせて頂きます。
※定員を変更いたしました。(10/11) - ■参加費:無料
- ■締切日:開催日3日前の17時まで
(例:10月20日開催→10月17日締切)
※第3回(10/13開催)については、10月12日17:00に締切をいたします。
※締切日を変更いたしました。(10/11) - ■授業内容
<第3期>
第10回 2018年1月12日(金) 18:00~21:00 【未来を構想する:将来予測分析の活用】
経営者の役割が企業の未来を描くことであるなら、戦略家はまさしく未来を予測するための手法を身に付けなければなりません。来るべき未来を10%でも予測することはとても難しいことですが、それでも将来どのようなことが起こりうるかを知り、それに備えておくための方法もまた経営戦略論のなかに存在しているのです。皆さんにはそうした手法を学習していただき、ワークショップの中で使いながらその真価を学び取ってもらいます。
【担当講師】-
中川 功一
大阪大学大学院 経済学研究科 准教授
研究分野:ビジネス・システム(価値創造システム)、ビジネス・モデル・デザイン、経営組織論、経営戦略論 - 「アカデミーの力を現場に」をモットーに、先端の学術知をビジネス界に、ビジネス界の動きを学術にすべく全国飛び回り中。企業をよりイノベーティブにする方法の研究で世界的に評価を受ける。2016年AJBS(日本ビジネスの学会)、EAMSA(欧州ビジネスの学会)、2017年ABEM(新興国ビジネスの学会)で論文賞受賞。
第11回 2018年1月19日(金) 18:00~20:00 【事業の構造分析】
競争戦略の本質は「戦わない経営」にあります。十年後に血みどろの競争をしないための計画を練り、その実現に向けて何をすべきかのロードマップを描くのが理想です。この講義では、事業デザインに先立って、事業の構造を分析することの大切さを理解してもらいます。実際に、ツールを使って事業の仕組みを分析できるようになるのが目標です。
【担当講師】-
井上 達彦
早稲田大学 商学学術院 教授
研究分野:ビジネス・システム(価値創造システム)、ビジネス・モデル・デザイン、経営組織論、経営戦略論 -
【経歴】
1997年 神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、博士(経営学)
広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教、早稲田大学商学部助教授(大学 院商学研究科夜間MBAコース兼務)などを経て、2008年より現職。
独立行政法人経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェロー、ペンシルベニア大学ウォートンスクール・シニアフェローなどを歴任。
第12回 2018年1月26日(金) 18:00~20:00 【事業の設計】
模倣困難な仕組み作りについて考えます。セブンイレブンを綿密に分析しても、セブンイレブンを超えるコンビニエンスストア事業を生み出すことは難しいでしょう。同様に、ヤマトの宅急便を分析しても、宅急便を超えるサービスを設計するのは困難なはずです。この講義では、模倣困難な仕組みを作るための有効な方法を1つ紹介します。それは、異国や異業種などの遠い世界からの模倣です。簡単な演習も行う予定です。実際に自分の事業をデザインしてみましょう。
【担当講師】-
井上 達彦
早稲田大学 商学学術院 教授
研究分野:ビジネス・システム(価値創造システム)、ビジネス・モデル・デザイン、経営組織論、経営戦略論 -
【経歴】
1997年 神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、博士(経営学)
広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教、早稲田大学商学部助教授(大学 院商学研究科夜間MBAコース兼務)などを経て、2008年より現職。
独立行政法人経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェロー、ペンシルベニア大学ウォートンスクール・シニアフェローなどを歴任。
第13回 2018年2月2日(金) 18:00~20:00 【構想した戦略をいかに推進していくか:戦略推進ネットワーキング】
優れた戦略を構想するには、社内外の人的ネットワークを通じて良質の情報に絶えず触れる必要があります。
他方、構想した戦略をうまく推進していくためには社内外の人々をうまく巻き込んでいく必要があります。
つまり、戦略は、構想するうえでも推進していくうえでも「人的ネットワーク」が鍵となるのです。ワークショップでは戦略の構想と推進を促すネットワークの作り方についてみなさんに考えてもらいます。
【担当講師】-
永山 晋
法政大学 経営学部専任講師
主な研究対象:チームや組織のクリエイティビティ -
『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー』『組織科学』『日本経営学会誌』に論文を掲載。
2016年Academy of Management国際カンファレンスにて組織論部門ベストペーパーにノミネート。
<第2期>第5回 2017年11月10日(金) 18:00~20:00 【企業内部状況の分析】
企業の業績に影響を与える要因としては、企業外部の要因だけでなく内部の要因もあります。どのような資源を持っているのかによって、ライバル企業との間に違いをもたらせるのかどうかが決まります。この回では企業の内部要因を考えるための基本的なフレームワークを紹介し、ワークの中で実際にそれを用いて皆さんに考えてもらいます。
【担当講師】-
佐藤 秀典
筑波大学 ビジネスサイエンス系准教授
専門分野:経営組織論 - 現在はそれぞれの組織が持つ「らしさ」に焦点を当てて研究中。
第6回 2017年11月17日(金) 18:00~20:00 【相手の手を読む:ゲーム理論ベースの戦略論】
野球なら、テニスなら、カードゲームなら、デートなら。相手の考えを読めるかどうかは勝負を決める重要な要因です。話はビジネスでも同じです。よい戦略を創りたいと願うなら、相手がどういう手で攻めてくるかを読むことが大切なのです。それを理論化したものが「ゲーム理論ベースの戦略論」です。この回では、そのエッセンスとなる考え方と基本的な手法を身に付けていただいたうえで、実際にグループワークのなかで相手の手を呼んだ策略を考えてもらいます。
【担当講師】-
中川 功一
大阪大学大学院 経済学研究科 准教授
研究分野:ビジネス・システム(価値創造システム)、ビジネス・モデル・デザイン、経営組織論、経営戦略論 - 「アカデミーの力を現場に」をモットーに、先端の学術知をビジネス界に、ビジネス界の動きを学術にすべく全国飛び回り中。企業をよりイノベーティブにする方法の研究で世界的に評価を受ける。2016年AJBS(日本ビジネスの学会)、EAMSA(欧州ビジネスの学会)、2017年ABEM(新興国ビジネスの学会)で論文賞受賞。
第7回 2017年11月24日(金) 18:00~21:00 【全社戦略】
企業は、一つの事業だけでなく多くの事業を持っている場合があります。その場合には、個別の事業の戦略を考える視点だけでなく、複数の事業を会社全体としてどのようにマネジメントしていくかという全社戦略の視点が必要となります。この回では全社戦略について、ワークを行いながら特に事業の範囲をどのように考えるのかについて議論したいと思います。
【ポートフォリオ】
企業活動において、一つの事業が永遠に利益を出し続けることは稀です。多くの企業では、複数の事業や製品・サービスを組み合わせて展開し、個々の事業が衰退したとしても企業としては継続的に利益をあげられるよう工夫しています。この組み合わせのことを「ポートフォリオ」と呼びます。この講義では、ポートフォリオの構成を考えるためのツールとしてよく使われるPPM(Product Portfolio Matrix)について解説すると同時に、企業が次の柱となる事業や商品を仕込むために行っている工夫について紹介します。
【担当講師】-
佐藤 秀典
筑波大学 ビジネスサイエンス系准教授
専門分野:経営組織論 - 現在はそれぞれの組織が持つ「らしさ」に焦点を当てて研究中。
-
東瀬 朗
新潟大学 大学院技術経営研究科 特任准教授
慶應義塾大学 大学院システムデザイン・マネジメント研究科 講師(非常勤)
博士(システムデザイン・マネジメント学)
専門分野:安全文化・組織文化、チームワーク、システムデザイン論 -
【経歴】
民間企業で内部統制コンサルティング等を担当後、2008年に開設された慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科にて修士号(システムエンジニアリング学)及び博士号(システムデザイン・マネジメント学)を取得。
慶應義塾大学研究員、同大学院特任助教などを経て2016年4月より現職。
その他、内閣府経済社会総合研究所客員研究員(2013年5月~2016年3月)・安全工学会保安力向上センター研究員として、安全文化・組織文化・イノベーション手法などに関する調査・研究及び現場での普及・実践を行っている。
第8回 2017年12月1日(金) 18:00~20:00 【シナジーはどう生まれるか:事業間の相互関係を構築する】
ドコモショップが生命保険を扱うのはどうしてでしょうか。腕時計のメーカーだったセイコーエプソンがプリンタで成功した背景とは? 企業がそれまでと異なる新しい事業に進出するとき、大切なことは、それまでの事業で培った強みを新しい事業にうまく活かすことです。この回では、複数事業の相互関係を構築するうえで留意すべきポイントを学んでもらいます。
【担当講師】-
小阪 玄次郎
上智大学 経済学部 准教授
専門分野:イノベーション・マネジメント、経営組織論 -
2010年 一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了、博士(商学)
現在は、イノベーションを生み出す組織の設計、とくに研究開発組織を対象とした調査を行っている。2016年、組織学会より高宮賞受賞。
第9回 2017年12月8日(金) 18:00~20:00 【自社で原材料のどこまでを手がけるか:垂直的な事業範囲の選択】
たとえばソニーのデジタルカメラは、中核となる部品から最終製品までを自社で手がけていることで、優れた性能を実現しています。しかし逆に、自転車部品のシマノのように、部品だけに特化して高い成果をあげる企業もあります。企業が製品・サービスを消費者に届けるまでの一連の流れの中で、果たしてどこまでを自社で手がけたらよいのでしょうか。この回では、その判断基準を習得してもらいます。
【担当講師】-
小阪 玄次郎
上智大学 経済学部 准教授
専門分野:イノベーション・マネジメント、経営組織論 -
2010年 一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了、博士(商学)
現在は、イノベーションを生み出す組織の設計、とくに研究開発組織を対象とした調査を行っている。2016年、組織学会より高宮賞受賞。
<第1期>第1回 2017年9月29日(金) 18:00~21:00 【利益】
経営戦略を考える上での第1歩として、企業と利益の関係に関して考えるもらう講義です。考えてもらうことは大きく分けて2つあります。1つ目は、そもそも利益は必要かという問いです。企業経営では利益を目指すべきなのでしょうか、必要があるとすればなぜ利益をあげることを目指す必要があるのでしょうか。2つ目は、どうすれば高い利益をあげることができるかという問いです。講義では、実際に高い利益をあげている企業と低い利益しかあげていない企業を比較してもらい、高い利益をあげるには何が必要なのかを皆さんに考えてもらいます。
【業界】
企業経営では、当然のことながら、商品やサービスの買い手や、同じような商品やサービスを提供しているライバル企業のことを考えなければなりません。しかし、それ以外にも、材料や部品を提供している企業や、新規に業界に参入しようとしている企業の存在などが企業経営に驚くほど大きな影響を与えています。このような業界構造のもたらす影響を理解するポイントは交渉力という考え方です。この講義ではポーター教授の5フォース分析というフレームワークを通して、業界構造を読み解き、それを生かした戦略を考える能力を皆さんに身につけてもらいます。
【担当講師】-
福地 宏之
一橋大学 大学院商学研究科 准教授
専門分野:経営戦略論、経営組織論、マーケティング・マネジメント -
【経歴】
2003年 一橋大学商学部を卒業
2009年 一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了
一橋大学大学院商学研究科特任講師、東洋学園大学現代経営学部専任講師、准教授を経て2017年より現職。
研究上の主たる関心は組織の市場対応のプロセスにある。
現在の具体的な研究テーマは、
1)組織構造とマーケティング戦略の関係
2)新興国市場への参入戦略と組織マネジメント
3)経営指標の組織的利用と戦略的意思決定の関係
などである。
第2回 2017年10月6日(金) 18:00~20:00 【経営戦略の基本】
この講義では、経営戦略とは何かについて理解を深めていきます。経営戦略の本質とは何か、良い戦略と悪い戦略の違いはどこにあるのか。初学者は初学者なりの理解、エキスパートにはエキスパートなりの洞察が得られるように、グループ演習問題などにも取り組みたいと思います。
【担当講師】-
井上 達彦
早稲田大学 商学学術院 教授
研究分野:ビジネス・システム(価値創造システム)、ビジネス・モデル・デザイン、経営組織論、経営戦略論 -
【経歴】
1997年 神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、博士(経営学)
広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教、早稲田大学商学部助教授(大学 院商学研究科夜間MBAコース兼務)などを経て、2008年より現職。
独立行政法人経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェロー、ペンシルベニア大学ウォートンスクール・シニアフェローなどを歴任。
第3回 2017年10月13日(金) 18:00~20:00 【CSV】
企業の目的は利益をあげること「だけ」なのでしょうか。アメリカの経営学者マイケル・ポーターはCSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)という概念で、企業は経済的な価値(利益)と社会的な価値(社会が抱える課題の解決)の両立が重要であると提唱しています。また、事業戦略のデザインにおいては、複数の課題を同時に解決しつつ、周囲のステークホルダー(社員も含む)が自らその事業活動に協力したいと感じさせるストーリーあるいはミッションが掲げることがこれからの時代求められています。本講義ではいくつかの事例を通じて、CSVを意識した事業戦略デザインについて学びます。
【担当講師】-
東瀬 朗
新潟大学 大学院技術経営研究科 特任准教授
慶應義塾大学 大学院システムデザイン・マネジメント研究科 講師(非常勤)
博士(システムデザイン・マネジメント学)
専門分野:安全文化・組織文化、チームワーク、システムデザイン論 -
【経歴】
民間企業で内部統制コンサルティング等を担当後、2008年に開設された慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科にて修士号(システムエンジニアリング学)及び博士号(システムデザイン・マネジメント学)を取得。
慶應義塾大学研究員、同大学院特任助教などを経て2016年4月より現職。
その他、内閣府経済社会総合研究所客員研究員(2013年5月~2016年3月)・安全工学会保安力向上センター研究員として、安全文化・組織文化・イノベーション手法などに関する調査・研究及び現場での普及・実践を行っている。
第4回 2017年10月20日(金) 18:00~20:00 【戦略策定のプロセス】
企業の戦略は、一人の人が頭の中で考えて作られるのではなく、複数の人のコミュニケーションの中で作られていきます。この回では、簡単なゲームから個人で決めることと複数の人が集まって決めることの違いを体感してもらいます。それを通じて複数の人で決めることから生まれる難しさとそれをどう克服するかについて考えてもらいます。
【担当講師】-
佐藤 秀典
筑波大学 ビジネスサイエンス系准教授
専門分野:経営組織論 - 現在はそれぞれの組織が持つ「らしさ」に焦点を当てて研究中。
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中川 功一
- ■会場:WASEDA-共創館
本プログラムは終了しました