イベント詳細
【2020年度共創館プログラム】(2月6日開催)
ゼロからつくるビジネスモデル~ビジネスモデルをつくる3つのアプローチ~
近年、ビジネスモデルへの注目がますます高まってきています。しかし、みなさんは「ビジネスモデルとは何か」、「ビジネスモデルをどのように作ったら良いのか」と聞かれた時に答えることはできるでしょうか?
本プログラムでは、これまでのビジネスモデル研究で主流となっているビジネスモデルをつくるアプローチから、新たな潮流である「顧客洞察」と「模倣・アナロジー」を取り扱います。
また、事業を考える視点としてのアプローチだけではなく、事業を発想した後の「仮説・検証のサイクル」までグループワーク演習を交えて学ぶことができます。
講師は、ビジネスモデルやビジネス・システム(価値創造)研究の専門家である、井上達彦教授が務めます。この機会に「ビジネスモデル」の理解を深めませんか。
ビジネスモデルのつくり方は大企業からスタートアップ企業まで共通しています。
新事業の創造や起業に関心のある方はもちろん、ビジネスモデルの最前線を学びたい方、ビジネスで活用する知識としてポイントを抑えたい方など、ビジネスモデルについて基礎から学びたい方におすすめです。
また、今回のプログラムでは社会人の方まで広く受講していただくことができます。
社会で実際に活躍されている方々と共にワークショップに臨むことで、より実務的な視点や発想、問題解決のノウハウ等を学んでいきましょう!
本プログラムは終了しました
- プログラム
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9:50~ Zoom入室開始 10:00~(90分) セッション①【事業創造のサイクル、ビジネスモデルをつくる3つのアプローチ】 11:40~(60分) セッション②【顧客洞察アプローチ】
・講演とグループワーク12:40~(50分) 昼休憩 13:30~(150分) セッション③【パターン適合アプローチ】
・講演とグループワーク16:00~(120分) セッション④【仮説検証サイクル】
・講演とグループワーク
※事前のリーディングアサインメントあり18:00 終了
- 各セッション内容
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【事業創造のサイクル、ビジネスモデルをつくる3つのアプローチ】
ビジネスモデルをつくるために踏むべきステップと、3つのアプローチについて解説します。学術研究に裏付けられた最先端のアプローチについて体系的に理解していただきます。
また、ビジネスモデルをつくる方法を理解しても、新しい製品やサービスは市場に投入してみなければわかりません。そこで、仮説検証のサイクルを細かく分けた「分析・発想・試作・検証」のサイクルによって、着実な事業創造について学びます。
【顧客洞察アプローチ】
顧客洞察アプローチではデザインコンサルタントたちが用いるデザイン思考を活用します。
デザインというと、グラフィックや製品のデザインのような比較的狭い範囲での活動を想起するかもしれません。しかし、デザインの本質は人間性の尊重にあり、その対象はもっと広いです。
顧客の言葉や物語を大切にし、観察やインタビューから洞察を得て、「当たり前を疑う」ことで、新たな仕組みをつくり出す方法について演習を交えながら学びます。
【パターン適合アプローチ】
パターン適合アプローチは、最近注目されているアプローチで、異国や異業種のビジネスモデルを「お手本」としてパターン化し、自分の世界に持ち込むことでビジネスモデルを創造します。
どのようにして異国・異業種のような遠い世界の事例からその仕組みを模倣すれば良いのか、模倣の原理原則についての説明と演習を通してお伝えします。
【仮説検証サイクル】
仮説検証サイクルでは、「分析・発想・試作・検証」のサイクルから、どのようにして試作し、それを検証するかという2つのステップを会得していただきます。
アイデアをどのように形にすれば良いのか、創造的なアイデアを着実なものにするための方法について、事例による演習によって学んでいきます。
- 開催概要
- ■主催:早稲田大学 WASEDA-EDGE 人材育成プログラム/早稲田大学商学部
- ■協力:井上達彦研究室 株式会社VSN
- ■担当講師:早稲田大学 商学研究科 井上達彦教授
- ■日時:2月6日(土)
セッション①10:00~11:30
セッション②11:40~12:40
セッション③13:30~15:50
セッション④16:00~18:00 - ■対象:学部生・大学院生、一般社会人、教職員
- ■場所:zoom上にて開催(参加者には後日メールにてURLを送付いたします。)
- ■参加費:無料
- ■定員:35名程度
- ■応募締切:2月3日(水)正午
- ■留意事項:セッションに1つ以上参加できる方。
ただし、半日以上の参加が望ましいです。 -
講師プロフィール -
早稲田大学 商学学術院 井上達彦教授
【経歴】
1997年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、博士(経営学)。
広島大学社会人大学院マネジメント専攻助教授、早稲田大学商学部助教授(大学院商学研究科夜間MBAコース兼務)などを経て、2008年より現職。2003年経営情報学会論文賞受賞。
独立行政法人経済産業研究所(RIETI)ファカルティフェロー、ペンシルベニア大学ウォートンスクール・シニアフェロー、早稲田大学産学官研究推進センター副センター長・インキュベーション推進室長などを歴任。
起業家養成講座II、ビジネスモデル・デザインなどを担当。
【主要著書 】
『ゼロからつくるビジネスモデル』東洋経済新報社、2019年
『模倣の経営学-実践プログラム版』日経BP社、2017年(オリジナル版が中国、台湾、韓国、タイの4つの国と地域で翻訳)
『模倣の経営学-偉大なる会社はマネから生まれる』日経ビジネス人文庫、2015年
『ブラックスワンの経営学-通説をくつがえした世界最優秀ケーススタディ』日経BP社
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早稲田大学 商学学術院 井上達彦教授
- ■企画:井上達彦研究室 松尾澪
本プログラムは終了しました