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文部科学省 グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム)
WASEDA-EDGE 人材育成プログラム ~共創館イノベーション・エコシステムの構築~

WASEDA-EDGE 人材育成プログラム
~共創館イノベーション・エコシステムの構築~

第3回 EDGEプログラム シンポジウム ~イノベーションを学ぼう!!~

2015年9月18日(金) 10:00~17:50 早稲田大学 早稲田キャンパス 井深大記念ホール

 2015年9月18日、文部科学省EDGEプログラム採択校が集結する第3回EDGEプログラムシンポジウムを開催しました。参加者は合計で384名でした。午前中はDemo Day、午後は講演・パネルディスカッションを実施いたしました。

○ダイジェスト

1.Demo Day

○Demo Dayとは

 Demo Dayとは、EDGEプログラム受講者の中から、ビジネスを始めたい、または既に始めている個人、グループに対して具体的なビジネスモデルやアイディアを提案し、企業資金獲得のチャンスを提供するものです。
 提案内容は、外部有識者により構成される審査委員会により
  • 1.「提案ビジネスの革新性、事業性」
  • 2.「事業化の目的(事業化の志、熱意など)」
  • 3.「EDGEで学んだ理論、手法の活用」
の3つの視点から審査されました。

プレゼンテーションの模様


安達審査委員長からのご講評

○審査結果

 EDGEプログラム採択校よりエントリーした8大学10チームから、斬新なビジネスモデル・アイディアのプレゼンテーションが行われ、早稲田大学「動生物生体バランス」チームの提案が最優秀賞を、東京農工大学「TUAT-石川」チームの提案が優秀賞を受賞しました。

最優秀賞:早稲田大学「動生物生体バランス」チーム
左から本学・橋本副総長、島岡氏、片岡氏、
丸山氏、大橋氏、安達Demo Day審査委員長
※所属機関による受賞報告はこちら


優秀賞:東京農工大学「TUAT-石川」チーム

2.シンポジウム

○開会挨拶

 主催者を代表して、本学・橋本周司副総長より挨拶申し上げました。また、来賓ご挨拶として、文部科学省・川上伸昭科学技術・学術政策局長より、お言葉を賜りました。

早稲田大学・橋本副総長


文部科学省・川上科学技術・学術政策局長

○基調講演、特別講演

 基調講演では、DeNA取締役会長・創業者の南場智子様から、学生・若手研究者等に向けた熱いメッセージをいただきました。 また、特別講演では、米国M34 Capital、NSF I-Corps™設立メンバーのErrol Arkilic氏より、NSFの事例紹介をはじめとして、我が国のイノベーション創出に向けた示唆をいただきました。

南場智子氏(DeNA 取締役会長・創業者)


Errol Arkilic 氏(M34 Capital、NSF I-Corps™設立メンバー)

○パネルディスカッション

 パネルディスカッションでは、我が国の産学の論客に、特別講演の講師Errol Arkilic氏に参加いただき、「イノベーションは学べるのか?」と題して活発な議論が繰り広げられました。
パネリスト Errol Arkilic 氏 米国M34 Capital CEO、NSF I-Corps™設立メンバー
丸尾 淳 氏 ソニー システム研究開発本部 副本部長
堀井 秀之 氏 東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤学専攻 教授、東京大学 i.school エグゼクティブディレクター
加藤 浩介 氏 大阪大学 産学連携本部 総合企画推進部 Business Development チームリーダー
白坂 成功 氏 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 准教授
鶴谷 武親 氏 ポリゴンマジック 代表取締役、メディカルフィットネスラボラトリー 代表、早稲田大学 商学学術院 客員准教授
モデレータ 堤 孝志 氏 ラーニング・アントレプレナーズ・ラボ株式会社代表取締役
飯野 将人 氏 ラーニング・アントレプレナーズ・ラボ株式会社代表取締役
 また、来場者へ配布したリモコンにより、会場からの声を吸い上げて議論を進行するなど、パネリスト間のみならず会場を巻き込んだ進行が試みられました。

パネルディスカッションの模様
(会場からの回答の状況を投影)


パネリスト:
Errol Arkilic 氏、ソニー・丸尾氏、ポリゴンマジック・鶴谷氏


パネリスト:
東京大学・堀井教授、慶應大学・白坂准教授、大阪大学・加藤講師


モデレータ : 堤氏、飯野氏

○閉会挨拶

 主催者を代表して、本学・恩藏直人理事より、来場いただいた皆様に挨拶申し上げました。

早稲田大学・恩藏理事

○EDGE プログラム紹介ポスターセッション

 EDGE プログラム採択機関が実施するそれぞれのイノベーション人材育成プログラムについて、ポスターセッション形式でご紹介いただきました。来場者が各校のポスターの前で足を止め、採択機関と活発な意見交換が行われました。


ポスターセッションの模様

○交流会

 シンポジウム終了後には、EDGE プログラムを担当されている文部科学省産業連携・地域支援課の坂本課長による乾杯のご発声を皮切りに、シンポジウム参加者による交流会が開催されました。
 活発な議論がなされるとともに、EDGE 採択校を起点とするイノベーション・エコシステムを構築すべく参加者間のネットワーク作りが行われました。開会時には本学・大石理工学術院長が、また閉会時には本学・嶋村商学学術院長から参加者の皆様にご挨拶申し上げました。

開会挨拶 早稲田大学・大石理工学術院長


乾杯のご発声 文部科学省産業連携・地域支援課・坂本課長


閉会挨拶 早稲田大学・嶋村商学学術院長



交流会の模様

3.最優秀賞を受賞した「動物生体バランス」のビジネス提案:「ペット・チェッカー」

○ペット・チェッカーとは

 ペット・チェッカーとは、ペットの体毛を掻き分けて皮膚の状態をセンシングするデバイスです。文部科学省革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)の研究成果を用いて、本学EDGEプログラムの「ビジネスモデル仮説検証プログラム」の受講によって、ブラッシュアップされたビジネス提案となっています。
 提案の背景としては、ペットの皮膚病の予防対策が十分ではなく、発症後では治療が間に合わないケースが見られる中で、改善ツールを開発しようというものです。
 このデバイスは、簡単な方法で検査ができ、センサー部を小型化することで毛の長いペットにも適用できるという点、アプリによる簡易診断やクラウドでのデータベース化による診断精度の向上などを特徴としており、長期的には人間への応用も視野に入れています。


○受賞者のコメント

最優秀賞受賞チーム:「動物生体バランス」チーム
大橋 啓之(おおはし けいし)さん 早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 教授
島岡 未来子(しまおか みきこ)さん 早稲田大学 研究戦略センター 講師
丸山 祐丞(まるやま ゆうすけ)さん 早稲田大学 スポーツ科学研究科 博士後期課程
片岡 孝介(かたおか こうすけ)さん 早稲田大学 先進理工学研究科 修士課程2年
 このような名誉ある賞をいただき、大変嬉しく思います。本当にありがとうございます。3か月間にわたるEDGEビジネスモデル仮説検証プログラムでは、『明確で切実なニーズを抱える最初の顧客』をインタビューの繰り返しで探していく、という顧客開発手法を中心に学びました。なかなかターゲットとなる最初の顧客が発見できず、街中や公園に出てのインタビューと仮説検証を何度も繰り返し苦労しました。しかしプログラムの先生のご指導、同じプログラムを受講した仲間たちとの励まし合いにより、前進することができました。
 関係者の方々、仲間の皆さん、ご指導ご支援誠にありがとうございます。これからが起業の本番です。柔軟な頭と実行力と人のネットワークを大切にして挑戦を続けたいと考えています。よろしくお願いいたします。

シンポジウムの概要(開催案内)はこちらをご覧ください。