ロゴ

文部科学省 グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム)
WASEDA-EDGE 人材育成プログラム ~共創館イノベーション・エコシステムの構築~

WASEDA-EDGE 人材育成プログラム
~共創館イノベーション・エコシステムの構築~

2016年度イノベーション創出思考法のご案内

2016年度コースのご案内

 2014年度に開講したイノベーション創出思考法では、2015年度末までに100名以上の受講者の方々に、画期的な企画案を案出するための思考展開法を学んでいただきました。イノベーション創出思考法研究会では、受講者の方々が受講しやすく、今以上に理解しやすいように、研修カリキュラム、講義・演習内容の検討を進めております。2016年度後期のBasicコースでは、基本となる3つの思考展開を各2日間のプログラムで学んでいただきます。
 大きなコースの流れは2015年度、2016年度前期と同様です。BasicコースとAdvancedコースを設け、Basicコース修了者がAdvancedコースを受講できるカリキュラムになっています。

コース概要

価値共創デザイン教育プログラム

 "イノベーション"と聞くと、何を思い起こすでしょうか。世代によりますが、携帯音楽端末(ウォークマン)、ゲーム、検索ソフト、携帯電話、音楽配信サービス、ペットボトル飲料、液体洗剤・・・などを思い浮かべるでしょう。大小さまざまですが、例を挙げるときりがありません。さて、これらの"イノベーション"と言われているモノ・コトはどうやって生まれたのでしょう?そこには必ず、イノベーションの種となる閃きがあったと言われています。
 これまでに、多くの発想法・思考法・問題解決法が研究され利用されてきていますが、イノベーションを創出することを目的とした発想法・思考法はほとんどありません。「イノベーション創出思考法」は、イノベーションの種となる閃きを促進し、その発想を企画案としてまとめていく手法です。この手法は、現状の分析や事例の調査などから改善策を帰納的に発想するのではなく、新しい解決策を演繹的に発想していきます。また、この手法はグループや組織の力ではなく、自分の力でイノベーションの種となるニーズを発見・創出し、それをシーズと結びつけ、新企画を創出することができる手法です。

 経済・社会活動の考え方が、Goods-Dominant Logic(モノ中心論理)からService-Dominant Logic(サービス中心論理)へと移行し、今やFunction- Dominant Logic(機能中心論理)の考え方が必要になっています。Function -Dominant Logicとは、世の中の全ての活動・事象はシステムであると考え、その機能を中心として思考するべきである、という考え方です。これからのイノベーションには、機能中心に発想していく思考法が必要です。機能中心の発想法・企画法は、製品・サービスといった事業分野に関わらず活用することができます。本コースで、機能中心の発想法である「イノベーション創出思考法」の基本を学んでいただきたいと考えています。

価値共創デザイン教育プログラム

 本コースでは、イノベーションを創出するアイディアが出やすい、脳(思考)の状態を達成させるための思考手順体系を学ぶことができます。ここでいうアイディアは、「創出」される場合もあり、「発見」される場合もあります。この思考法の基本は、次々と自問自答していくことにより、自身の脳を活性化させていくことです。そして、「手順にしたがって思考を進めていくと、自然に自分が求める何かを発見してしまう、あるいはアイディアがでてきてしまう」、ための思考手順体系と言えます。この思考手順体系によって発見力や発想力を高め、イノベーション創出に役立てることができます。
 この思考手順体系は、革新的な新製品や新サービスはもちろん、新ビジネスモデル・新業務システム・新組織、などを創りだすのに役立ちます。ですから、自ら起業を目指している方、企業で企画関連の部署にいる方、ヒントはあるがうまく具体化できない方、業態の変更などの新たな企画・展開を必要としている方、部長・課長になったが何をするべきか悩んでいる方、など、新たな企画が必要だと考えている方には、是非習得していただきたいと思います。

 EDGEでは大きく2つのコースを用意しています.Basicコースでは,自分の力で、自分独自のイノベーション案を発想できるようになりたい方を対象としています。Advancedコースでは,Basicコースで学んだ思考展開の習熟度を高め、自社でのイノベーション創出、ベンチャー起業を目指し、より実践的な発想・実現策の創出を目指す方を対象としています。
 Basicコース, Advancedコースを通して重要なことは、イノベーションを創出するアイディアが出やすい(脳の)状態を達成させるための機能表現を用いた思考手順体系を学ぶことです。この思考手順体系によって発見力や発想力を高め、イノベーション創出に役立てることができます。この思考法の考え方は、全てのモノ・コトを、機能を中心に考えていく発想法です。これを使うと、製品・サービスといった事業分野を選ばす、いろいろな分野に活用することができます。ビジネスでは、革新的な新製品や新サービスはもちろん新ビジネスモデル・新業務システム・新組織、などを創りだすのに役立ちます。新たな企画・展開を必要としている方、新しいこととして何をするべきか悩んでいる方、など、新企画立案を必要としている方に、受講をお勧めいたします。
  • Basicコース
  • Advancedコース
  • イノベーション・マップ
  • Basicコースご案内

     Basicコースは、展開法を学ぶ3つのコース①「ニーズ発掘コース(『何のため展開』)」、②「シーズ発見コース(『できる展開』)」、③「手段案出コース(『そのためには展開』)」と、イノベーションとなる企画案を案出するための④「イノベーション・マップコース(ニーズ・シーズのマッチング)」からなります。

    • ①「ニーズ発掘コース(『何のため展開』)」は、隠れたニーズを発見するための画期的な思考法です。『何のため展開』は、イノベーション創出思考法の中の最も重要な思考展開ですから、まずはこのコースを受講いただくことをお勧めします。このコースでは、2日間の講義と演習を通して、その基礎と展開手法を学び、発想力を高めます。
    • ②「シーズ発見コース(『できる展開』)」は、自分や自分の会社が持てる製品・部品、技術・ノウハウの新しいシーズ・用途を発見・創出する思考法です。休眠特許の活用、社員の能力発掘などにも活用ができます。このコースでは、1日+半日の講義と演習を行います。
    • ③「手段案出コース(『そのためには展開』)」は、「ニーズ発掘コース(『何のため展開』)」、「シーズ発見コース(『できる展開』)」で発見・創出された発想案を具体的な企画案化して、具体案設計のための展開法です。発想した案を実現する策は、一つとは限りません。発想案を実現することができる可能性を展開していきます。このコースでは、1日+半日の講義と演習を行います。
    • ④「イノベーション・マップコース(ニーズ・シーズのマッチング)」では、「ニーズ発掘コース(『何のため展開』)」と「シーズ発見コース(『できる展開』)」で発見・創出した発想表現のマッチングを行い革新的な新ニーズとなる表現を作成し、『そのためには展開』によって実現策を企画していく手法を学びます。

    (説明)
    ・①、②、③は、各コース単独に受講可能です。ただし、①からの受講をお勧めします。
    ・④の受講には、①または②または③を受講していることが必要です。ただし、過去に受講された方はこの限りではありません。

  • Advancedコースご案内

     Advancedコースは、⑤「新ニーズ表現創出コース(『何のため展開』『できる展開』『そのためには展開』を駆使した発想力の研鑽)」、⑥「企画案案出コース」の2つコースからなります。共に2日間のコースになっています。これらのコースでBasicコース以上の発想力の強化と、具体的企画案の案出を目指します。

    • ⑤「Advanced 1コース」は、『何のため展開』『できる展開』の展開能力向上と、イノベーション・マップを駆使した新ニーズ表現創出能力を高める講義・演習を行います。自分の課題に対する展開を行い、実践的な新ニーズ表現の創出を学びます。
    • ⑥「Advanced 2コース」は、Advanced 1(あるいはイノベーション・マップ)コースで創出した新ニーズ表現をさらに研鑽し、自社あるいは自分で企画する実践的企画案を案出していきます。イノベーション・マップの活用力と発想力の能力を高め、企画案案出力を向上させます。

    (説明)
    ・⑤の受講には、①かつ②、または④を受講していることが必要です。ただし、過去に受講された方はこの限りではありません。
    ・⑥の受講には、⑤または④を受講していることが必要です。ただし、過去に受講された方はこの限りではありません。

  • イノベーション・マップとは

     イノベーション創出思考法では、ニーズや企画案そして、それらの可能性を探索するために3つの展開法、目的展開(なんのため展開)法、手段展開(そのためには展開)法、そして可能展開(できる展開)法を学びます。これら3つの展開法を融合することで、実際のビジネスに役立つユニークな企画案や技術開発の方向性など、新たな気づきや発見を誘発することが期待できます。3つの活動を網羅的に記述したものとは、ニーズや企画案そして将来に向けての可能性が俯瞰できるものになります。これは「イノベーションのもととなる機能表現のマップ」であり、これを「イノベーション・マップ」と呼びます。
     マップとは地図のことですが、マップと言うと何を思い浮かべるでしょうか?たとえば技術ロードマップやマインドマップを思い浮かべるかもしれません。
     技術ロードマップとは技術の道路地図すなわち、現在地点(現状技術)から目標地点(目標技術)に行くにはどのようなル-トを取ればいいかがわかる地図です。一方マインドマップは人間の脳の自然な働きを表したもので、脳の潜在能力を解き放つ鍵となる強力な視覚的手法で思考活動を表したものと定義されています。マインドマップを作ることで学習能力を高めることや、考えを明らかにするなどあらゆる用途に使用できるとしています。
     イノベーション・マップは、目的展開法によって創造された本質的なニーズと、手段展開(そのためには展開)法による潜在シーズを含む手段案、そして可能展開(できる展開)法によって得られる新たな可能性や用途を網羅的に記述したものです。このイノベーション・マップを用いて、イノベーションのもととなる機能表現を見つけることと同時に、潜在的なシーズやニーズを発見し、さらにシーズの新しい用途開発といった可能性を発見していきます。
     イノベーション・マップは、技術や市場および製品のロードマップの基として活用することができます。

到達目標

~手法を理解し、修得し、現場で活用する~

【Basicコース】

 Basicコースでは、機能中心の発想法の基本を学んでいただきます。
 受講者に期待する到達目標は、機能表現の展開による思考の刺激を理解し、それらを用いてイノベーションにつながる革新的な新製品・新サービス・ビジネスモデルなどを企画する手法を修得し、いろいろな場面で活用できるようになることです。授業の最終日までに、革新的なアイディアを発想・企画してもらい、授業の最終段階に発表会を行い、到達度合を確認します。

価値共創デザイン教育プログラム

価値共創デザイン教育プログラム

【Advancedコース】

 Advanced コース では、「なんのため展開(目的展開)」「そのためには展開(手段展開)」「できる展開(可能展開)」の高度な習熟により発想力の向上をめざし,発想した新ニーズ表現を具体的な実行案とする手法を学びます。
 実現性のあるイノベーション企画があった場合は、講師陣のサポートによって起業の協力も致します。
 Advancedコースは、Basicコースを修了されている方が対象となります。

価値共創デザイン教育プログラム

価値共創デザイン教育プログラム

年間計画

前期 / 後期

前期
5月14日(土)Basic N-1隠れたニーズ発掘のための『何のため展開』入門の講義・演習
5月28日(土)Basic S-1新たなシーズ発見のための『できる展開』入門の講義・演習
6月11日(土)Basic D-1ニーズやシーズを実現する手段を案出する『そのためには展開』入門の講義・演習
6月25日(土)Basic N-2『何のため展開』理解深耕のための演習・解説(選択科目、反復受講推奨)
⑤/⑥7月 9日(土)Basic S-2/Basic D-2『できる展開』/『そのためには展開』理解深耕のための演習・解説(選択科目、反復受講推奨)
7月16日(土)Innovation Map(A)ニーズとシーズのマッチング案を案出するイノベーション・マップの講義・演習
7月23日(土)Innovation Map(B)ニーズ・シーズマッチングから手段を考えるイノベーション・マップの講義・演習
8月20日(土)Advanced-1
(1日目)
『何のため展開』『できる展開』『そのためには展開』の展開能力向上とイノベーション・マップを駆使した新ニーズ表現創出能力を高める講義・演習
9月 3日(土)Advanced-1
(2日目)
『何のため展開』『できる展開』『そのためには展開』、イノベーション・マップの活用力と発想力の能力を高める演習・解説(選択科目、反復受講推奨)
9月10日(土)Advanced-2
(1日目)
新ニーズ表現を具体的企画案化する技法の講義・演習(1)
9月17日(土)Advanced-2
(2日目)
新ニーズ表現を具体的企画案化する技法の講義・演習(2)

後期
10月16日(日)Basic N-1隠れたニーズ発掘のための『何のため展開』入門の講義・演習定員10名
11月26日(土)Basic N-2『何のため展開』理解深耕のための演習・解説(選択科目、反復受講推奨)
12月 4日(日)Basic S-1新たなシーズ発見のための『できる展開』入門の講義・演習
12月11日(日)午前Basic S-2『できる展開』理解深耕のための演習・解説(選択科目、反復受講推奨)
12月11日(日)午後Basic D-1ニーズやシーズを実現する手段を案出する『そのためには展開』入門の講義・演習
12月24日(土)Basic D-2『そのためには展開』理解深耕のための演習・解説(選択科目、反復受講推奨)
1月15日(日)Innovation Map(A)ニーズとシーズのマッチング案を案出するイノベーション・マップの講義・演習
1月28日(土)Innovation Map(B)ニーズ・シーズマッチングから手段を考えるイノベーション・マップの講義・演習
2月11日(土)Advanced-1
(1日目)
『何のため展開』『できる展開』『そのためには展開』の展開能力向上とイノベーション・マップを駆使した新ニーズ表現創出能力を高める講義・演習
2月18日(土)Advanced-1
(2日目)
『何のため展開』『できる展開』『そのためには展開』、イノベーション・マップの活用力と発想力の能力を高める演習・解説(選択科目、反復受講推奨)
3月 4日(土)Advanced-2
(1日目)
新ニーズ表現を具体的企画案化する技法の講義・演習(1)
3月25日(土)Advanced-2
(2日目)
新ニーズ表現を具体的企画案化する技法の講義・演習(2)

講師紹介

img

黒須 誠治



早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻 教授



早稲田大学理工学研究科博士課程修了後、1977年弘前大学講師(管理科学・生産管理などを担当)。1988年早稲田大学システム科学研究所助教授 社会人の教育活動の傍ら、知的生産システムの設計やロジスティクスシステムの研究に従事。1998年アジア太平洋研究科に、そして2006年商学研究科に異動。
日本ワークデザイン協会会長。ワークデザインインストラクター、工学博士。

img

三原 康司


名古屋商科大学大学院マネジメント研究科 客員教授、静岡理工科大学総合情報学部 准教授、早稲田大学招聘研究員


早稲田大学理工学研究科博士前期課程修了後ソニー(株)入社。主にIT関連事業の経営企画、商品企画、工場経営などにグローバルに従事。2005年ベンチャー起業。コンサルタント業の傍ら、サービスシステム研究を進め2011年博士(商学)早稲田大学。現在、名古屋商科大学大学院、静岡理工科大学にて、イノベーション科目、経営科学科目を担当。
イノベーション創出思考法インストラクター、ワークデザインインストラクター

img

阿部川 勝義


福井大学非常勤講師、早稲田大学招聘研究員、株式会社 阿部浅 代表取締役


レストランビジネスで創業し,現在,メディカルモールの開発と経営をおこなう。(株)阿部浅の代表取締役。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士課程修了.博士(学術)。福井大学でシステム創造思考法を担当。
イノベーション創出思考法インストラクター、ワークデザインインストラクター。

img

牛山 博文



早稲田大学特別研究員





大学卒業後、半導体製造装置メーカーにて生産技術・生産管理に従事。早稲田大学ビジネススクールにてMOTコース修了後、経営コンサルタントとして生産システム構築・経営革新・新規事業開発などの企業経営支援に携わる。ワークデザインインストラクター、イノベーション創出思考法インストラクター、早稲田大学特別研究員、荒川区産学連携推進員。

2016年度イノベーション創出思考法 (後期) 受講申し込みを開始いたします。

■日時: 年間計画 (後期) をご覧ください。
■会場: 早稲田キャンパス内 (詳細は受講が決定された方にご連絡いたします)
■申込締切:
① 2016年10月16日(日)、11月26日(土)の回 → 10月8日(土)
② 2016年12月4日(日)、12月11日(日)午前の回 → 11月20日(日)
③ 2016年12月11日(日)午後、12月24日(土)の回 → 11月27日(日)
④ 2017年1月15日(日)、1月28日(土)の回 → 2017年1月7日(土)
⑤ 2017年2月11日(土)、2月18日(土)の回 → 2017年1月28日(土)
⑥ 2017年3月4日(土)、3月25日(土)の回 → 2017年2月18日(土)

(注)
最小催行人数は3名です。定員超過の場合は、選考により受講者を決定いたします。
受講決定及び受講に関する詳細は、締め切り後4日以内にご連絡いたします。
事情により変更する可能性がありますので、変更の際はHP上およびすでにお申込みいただいております方へはメールにてご連絡いたします。
申込みは締め切りました